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11/23 矢ノ川峠を行く


 朝7時出発。
BT1100は未だ入院中なので本日もシグナスで出動なりっ!
どうせ行くなら普段BT1100では行けそうもない所に行ってみたいな〜。ということで・・・

 本日の行き先は三重県尾鷲市の
「矢ノ川(やのこ)峠」なり。


 矢ノ川峠は現国道42号線の矢ノ川トンネルが開通する1968年4月まで現役として使われいた旧国道なのです。


 しかも
素掘りの隧道があるのだ!


 そして国鉄の紀勢線(尾鷲〜木本間)が未開通だった時代、国鉄がこの道に紀南線としてボンネットバスを走らせていたっていうからすごいじゃないですか!1959年7月15日、国鉄紀勢線が全通する前日まで紀南線のバスは運行していたのでした。


 さてさて前置きはこの位にしておいて、吉野郡大淀町を経由して R169 を南下。めっちゃ寒かった!麓の気温計で気温摂氏6度だったので、きっと新伯母峰トンネルを越える時の気温は約2度前後だったのではないでしょうか?しかもトンネル内は水びたし。凍結・・・大丈夫っ?


「あっ!大峯山系の峰に白い物が・・・積雪してるしっ(汗)」


 そして、途中の道路警告板には「大台ケ原方面はチェーン規制」。orz...


 これだけ朝が冷え込むとなると早朝出発のツーリングは今シーズンは今日でたぶん最後かな〜。



 凍結などの危険な目にあうこともなく無事、R42 まで抜けてくることが出来ました。(^_^;) 画像は R42 の旧道、「矢ノ川峠」への分岐点。高峰山の登山口の案内板が目印です。出発進行っ!!!



 旧道に入ってまず出迎えてくれるのが「懐古橋」。親柱は石造りなり☆



 意外に走るのが大変でした。走りやすいダート区間やコンクリで舗装した区間などが点在していますが、ほとんどはコブシよりも大きな石がゴロゴロ転がっていたり、路面がそのまま岩盤の凹凸だったりで飛び跳ねまくりでした。所々、車が底を擦ったであろう痕跡も・・・。
極めつけはシグナスの底を


「ガリっ!」って・・・おいっ!!!


 ハッキリ言って「大塔川林道」の方が走りやすいです。w



 ひとつ橋をとばしてお目見えした橋の名は「瀧見橋」。昭和10年7月架設。この橋、うちのオヤジよりも早くに産まれているんですねっ☆



 「矢ノ川峠開鑿記念碑」がありました。記念碑を建てる程の難工事があったんだということですね!

昭和15年3月建立


 ここの旧道の見所は結構あるんです。
 そのひとつは画像の道路谷側の柵。


 これも矢の川峠では有名な墓柱・・・ではなくてコンクリート製のフェンス?柵?です。


 もしこれがお墓だったら・・・怖いですね(^_^;)
ぶっちゃけ笑えないです。



 「南谷大橋」です。そして・・・




 やっとお楽しみの
素掘り隧道が出現しました。気分は最高潮です!通称「第一号隧道」
ウワサによると戦車が通過出来る規格で掘られたとか・・・


 隧道の内部です。日光が路面を反射して隧道内を明るく照らしてくれてます。おかげでフラッシュ無しでこんなにもきれいに撮ることが出来ました。

 一部分だけ苔むしてますね☆水の流れはなかったのですが・・・。


 この隧道を観察しているとおもしろいものを見つけました。それが↓


 
 左画像が隧道坑口にあった碍子。右画像が隧道内中央付近にあった硝子。かつて峠まで電線を架けるのに隧道内を経由させていたのでしょうね。この碍子は意外と他のWEBサイトでは紹介されていなかったなぁ。矢の川峠の他の隧道内にも同じように現存していました。


 
 次にお目見えした隧道は意外にもコンクリ製の隧道でした。通称「第二号隧道」なり。
歴史は古いだけあり隧道内は右画像の通り亀裂だらけ。もうじき崩壊するかも?



 更に続いて「第三号隧道」が出迎えてくれます。今度は素掘り。ですが少し様子がおかしい・・・。
この砂利山は何でしょう?




 
「わっ!!!」

つい最近、崩落があったのですね!先ほどの砂利山は崩落した土砂でした。



 素掘りの隧道って内部から外の景色を撮ると岩の形のシルエットの中に山々の景色がこのように写しだされますよね。こういう場面が好きなんです☆


 
 そんな隧道の内部です。 素掘りの隧道をふと見上げると惑星の地表を観察しているみたいな感じに、クレーターみたいな穴が開いています。これは掘削時に削岩機であけた穴、もしくは爆破する為にダイナマイトを埋め込む為に開けられた穴なのだと思います。すごいな〜☆



 傅唐大橋 昭和37年7月に架け替えられた橋とのこと。



 そして「第四号隧道」です。ちょっと飽きてきたのかこの隧道はそんなに写真を撮っていなかったのでした。反省・・・





 更に進むといつの間にか標高が高くなってきた為か路肩の樹木が多く色づいてきているのが印象的でした。


 
 そしてこの旧道最後の隧道がこの「矢ノ川隧道」です。



 内部は全てコンクリートで巻きたてられているのかと思いきや、見ての通り奥は素掘りのままでした。なんか崩れて・・・




 
「なっ!」

少しだけ内部崩壊っ。ここでバイクのヘッドライトを消したら・・・めっちゃ怖かったです!まじで!!



 それと崩壊防止の鉄骨による補強。


 コンクリ部分巻きたてではありますが、充分に内容の濃い隧道でした☆落ち葉ギッシリ。



 「矢ノ川隧道」を出ると道は左へとグルっと周って登っていきます。実はちょっとしたループになってるんです。画像の右側へ分かれている道は林道です。



 ループを越えて更に登っていくと急にアスファルトが・・・。どうやら電波塔がこの上にあり維持管理の関係でこの部分だけ舗装されていたのです。


 更に峠方面へ走るとまたまた興味深いものが!この路面ってもしかして・・・以前は立派な石畳だったのではないでしょうか?



 隧道群でお腹いっぱいになってしまったので矢ノ川峠へ到達する前に引き返しました。気分はお腹いっぱいでしたが、実際のお腹は空腹で限界だったなんてオチは置いといて、先ほどの部分舗装路のそばにある広場にて。


 ちなみに峠より南側は数年前に橋が落ちてしまい、今は不通になって年々路面崩壊、廃道化が進んでいます。それでも勇ましく越えていかれる者もいますがさすがにシグナスでは・・・ね〜(^_^;)


 帰り際、意外にも登ってくる時には意識していなかったのですが、全体的に勾配がキツイのに驚きました。


 とっても楽しい旅になりました。日が暮れて路面凍結すると困るのでさっさと家路に着きましょう。w



おしまい



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